
不動産コラム#46【空き家の防犯対策ー放置するとリスクが何倍?効果的な管理方法を解説ー】

空き家の防犯対策および放置することによるリスクや、効果的な管理方法を解説します。
少子高齢化や人口減少の影響により、日本全国で空き家が急増しています。
「相続した実家をそのままにしている」「将来使う予定があるから放置している」というケースも少なくありません。
しかし、空き家を放置することは、防犯面で大きなリスクを抱えることになります。
この記事では、空き家を放置した場合にどの程度リスクが高まるのか、そして今日からできる効果的な防犯・管理方法について分かりやすく解説します。
1.空き家を放置すると防犯リスクはどれくらい高まる?
「放置すると危険」と言われても、どの程度なのかイメージしにくいですよね。
明確に全国一律で「〇倍」と断定できる統計はありませんが、
警察・自治体・防犯協会の見解では、居住中の住宅と比べて空き家は侵入被害に遭うリスクが数倍
(おおよそ3~5倍)に高まるとされています。
空き家が狙われやすい理由は非常にシンプルです。
・人の出入りがなく、留守が確定している
・侵入されても発覚が遅れる
・管理が行き届いていないケースが多い
犯罪者から見ると、空き家は『見つかりにくく、逃げやすい』非常に都合の良いターゲットなのです。
2.放置された空き家に起こりやすい被害
①空き巣・不法侵入
最も多いのが空き巣被害です。
鍵のこじ開けや窓破りなどで簡単に侵入され、金品だけでなく配線や設備が盗まれることもあります。
一度侵入されると、「誰も管理していない家」と認識され、繰り返し被害に遭うケースも少なくありません。
②放火・不審火
空き家は放火のターゲットにもなりやすい存在です。
郵便物やチラシ、枯れ草などが溜まっていると、火がつきやすくなります。
また、空き家火災は発見が遅れやすく、近隣住宅へ延焼する危険性も高く、
所有者が損害賠償を求められるケースもあります。
③不法投棄・不法占拠
敷地内にゴミを捨てられたり、ホームレスや不良グループが出入りするなど、
地域の治安悪化につながる問題も起こります。
不法投棄されたゴミの処分責任は、原則として土地・建物の所有者が負う点も注意が必要です。
④建物劣化が犯罪を呼ぶ悪循環
窓が割れたまま、草木が伸び放題、外壁が傷んでいる
こうした状態は「管理されていない家」という強いサインになります。
これは「割れ窓理論」と呼ばれ、軽微な荒れがさらなる犯罪を呼び込むことが知られています。
3.空き家の防犯対策で最も重要なポイント
空き家防犯の基本は、高価な設備よりも次の考え方です。
「この家は管理されている」「誰かが気にしている」と感じさせること
これを意識するだけで、犯罪リスクは大きく下がります。
効果的な空き家の防犯・管理方法
①.人の気配を作る(最重要)
・月1回以上の巡回・換気・簡単な清掃
・郵便物・チラシを必ず回収
・夜間に自動で点灯する照明を設置
・実際、定期的に人が出入りしている空き家は、狙われにくい傾向があります。
②.最低限の物理的防犯対策
・補助錠の設置
・窓用防犯フィルム
・センサーライトや防犯カメラ(ダミーでも可)
・「侵入すると目立つ」「面倒そう」と思わせるだけで、犯行を諦めるケースは多いです。
③.外観を整える
・雑草・庭木を定期的に手入れする
・壊れた窓や扉は放置しない
・表札や管理者名の掲示を残す
・外観が整っているだけで、管理意識の高さが伝わります。
④.近隣の目を活用する
・近所の方に「管理している」ことを伝える
・連絡先を共有しておく
・地域の目がある空き家は、犯罪者にとって非常にやりにくい存在です。
4.空き家管理サービスの活用
遠方に住んでいる場合は、
空き家管理サービスの利用も有効です。
・定期巡回
・写真付き報告
・緊急時の対応
費用はかかりますが、被害に遭った後の修繕費と比べると安価な場合が多いです。
5.利活用は最強の防犯
賃貸、売却、事務所利用、トランクルームなど、
何らかの形で「使う」ことができれば、防犯効果は圧倒的です。
人が使っている空き家は、ほぼ犯罪の対象になりません。
6.まとめ 空き家は「放置しない」が最大の防犯
空き家を放置すると、
侵入・放火・不法投棄などの犯罪リスクは数倍に高まります。
しかし、
・定期的な管理
・外観の整備
・人の気配を作る工夫
これらを行うだけで、リスクは大きく下げることが可能です。
空き家は「何もしないこと」が最も危険です。
将来のトラブルや損失を防ぐためにも、早めの防犯・管理対策を検討していきましょう。
弊社では、不動産売買に精通したスタッフ達が揃っており、お客様のお住まいにまつわるお困りごとに親身に寄り添い、ご解決までしっかりとサポートをさせていただきます。
ご相談は無料です。ぜひお気軽にご相談くださいませ。