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不動産コラム#76【リノベーション前提で家を買うときの注意点】

不動産コラム




リノベーション前提で家を買うときの注意点、後悔しない中古住宅購入のポイントを不動産会社が解説します。

近年、新築住宅の価格上昇を背景に、「中古住宅を購入して、自分好みにリノベーションしたい」と考える方が増えています。

新築にはない立地の良さや価格面でのメリットがあり、自分らしい住まいづくりができることから人気を集めています。

しかし、「中古だから安いと思っていたら予算オーバーになった」「思っていたリノベーションができなかった」といった失敗も少なくありません。

今回は、リノベーション前提で住宅を購入する際に知っておきたい注意点について、不動産会社の視点から分かりやすく解説します。


1. 物件価格だけで判断しない


中古住宅を探していると、

「2,000万円で買えるなら予算に余裕がある」
と思われる方も多いでしょう。

しかし、リノベーション前提の場合は、
「購入価格+リノベーション費用+諸費用」

で考える必要があります。

例えば、

物件価格:2,000万円
リノベーション費用:800万円
諸費用:約150万円

合計すると約2,950万円になります。

物件価格だけを見て購入すると、後から予算が足りなくなるケースもあります。

まずは総額で資金計画を立てることが大切です。


2. リノベーションできる範囲を確認する


中古住宅なら何でも自由にリノベーションできるわけではありません。

戸建ての場合

戸建てでは比較的自由度が高いですが、

構造上抜けない柱
耐力壁
筋交い
建物の老朽化

などによって間取り変更が制限されることがあります。

また、古い住宅では耐震補強が必要になるケースもあります。

マンションの場合
マンションでは、

共用部分は変更不可
サッシ・玄関ドアは交換できないことが多い
配管の位置を大きく変えられない
管理規約による制限

があります。

「壁を全部壊して広いLDKにしたい」

と思っていても、構造上できないこともあります。

購入前に施工会社へ相談することが重要です。


3. 築年数だけで判断しない


「築30年だから古い」
「築15年だから安心」

このような判断はおすすめできません。

重要なのは、

メンテナンス状況
雨漏りの有無
シロアリ被害
配管の状態
基礎や構造

です。

きちんと手入れされている築35年の住宅が、放置されていた築20年の住宅より状態が良いことも珍しくありません。

建物の状態を専門家に確認してもらうことが大切です。


4. インスペクション(建物状況調査)を活用する



中古住宅を購入する際には、
ホームインスペクション(建物状況調査)

を検討しましょう。

専門家が、

基礎
外壁
屋根
床下
雨漏り
傾き

などを確認してくれます。

見えない部分の不具合を事前に把握できるため、

「購入後に数百万円の修繕費が必要だった」
というリスクを減らせます。

リノベーション費用の見積もりも立てやすくなるでしょう。


5. リノベーション会社と一緒に物件を見る


気になる物件が見つかったら、

不動産会社だけではなく、
リノベーション会社にも同行してもらうことをおすすめします。

現地で、

希望の間取りが可能か
水回り移設ができるか
おおよその工事費
工事期間

まで確認できます。

購入後に

「できない」
と言われるリスクを大きく減らせます。


6. 住宅ローンとの関係を確認する


リノベーション費用は、

住宅ローンとは別になる場合があります。

そのため、
住宅ローン
リフォームローン

の二つを利用すると、
金利や返済期間が異なるケースがあります。

最近では、

住宅購入費用とリノベーション費用をまとめて借りられるローン
も増えています。

金融機関によって条件が異なるため、事前に確認しておくことが大切です。


7. 管理規約(マンション)は必ず確認する



マンションでは管理規約によって、

フローリングの遮音性能
工事時間
工事申請
使用できる材料

などが細かく決められています。

希望するデザインがあっても、

規約によって施工できない場合があります。
購入前に必ず確認しましょう。


8. 見えない工事費が発生することもある


中古住宅では、
壁や床を解体して初めて分かる問題があります。

例えば、

配管の腐食
シロアリ被害
断熱材不足
下地の腐食
雨漏り跡

などです。

そのため、
リノベーション費用には、

予備費として100〜200万円程度
を見込んでおくと安心です。


9. 補助金制度も確認する


リノベーション内容によっては、

断熱改修
窓交換
省エネ設備
バリアフリー工事

などで補助金を利用できる場合があります。

年度ごとに制度が変わるため、
最新の制度を確認しながら計画を立てることをおすすめします。


10. 将来の資産価値も考える



せっかく費用をかけてリノベーションするなら、
将来売却する可能性も考えておきましょう。

例えば、

奇抜すぎる間取り
極端なデザイン
部屋数を減らしすぎる

などは、将来的な買い手が限られる場合があります。

一方で、

水廻りの更新
断熱性能の向上
耐震補強
家事動線の改善

などは資産価値にもつながりやすい工事です。

「自分が住みやすい」と「将来売りやすい」のバランスを考えることが大切です。


11.リノベーション向きの物件とは?


次のような物件は、リノベーションとの相性が良い傾向があります。

駅や生活施設へのアクセスが良い
建物の構造がしっかりしている
間取り変更の自由度が高い
土地の資産価値が高い
管理状態が良いマンション

逆に、建物の状態が著しく悪い場合や、大規模な修繕が必要な物件は、結果的に新築を購入した方が費用を抑えられるケースもあります。

そのため、「安いから」という理由だけで物件を選ぶのは避けましょう。


12.まとめ


中古住宅を購入してリノベーションすることは、新築では実現しにくい「理想の住まい」を手に入れられる魅力的な選択肢です。

一方で、物件選びを間違えると、想定以上の費用や工事内容の制限により、思い描いていた住まいづくりが難しくなることもあります。

成功のポイントは、「物件探し」と「リノベーション計画」を別々に考えないことです。不動産会社とリノベーション会社が連携しながら進めることで、購入前に工事の可否や費用を確認でき、安心して計画を進められます。

リヴ不動産販売では、中古住宅探しからリノベーションのご相談まで、グループ会社と連携してワンストップでサポートしております。

「中古住宅を購入して、自分たちらしい住まいをつくりたい」
「リノベーション向きの物件を探したい」

そんな方は、お気軽にご相談ください。物件選びから資金計画、リノベーションまで、お客様に最適なプランをご提案いたします。

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