
不動産コラム#42【不動産屋が教える『買ってはいけない家』の特徴】

不動産屋の立場から見て、『できれば買わないほうがいい家』には共通する特徴があります。広告や内見では分かりにくいポイントも含めて、代表的なものを分かりやすくまとめます。
1.要注意ポイント
① 立地に問題がある家
・ハザードリスクが高い⇒洪水・土砂災害・津波の想定区域
・過去に浸水歴がある地域⇒修繕費・保険料が高くなりやすい/売却しにくい
・騒音・臭い・環境問題
幹線道路・線路・工場・飲食店の真横
⇒風向きでゴミ処理場や畜舎の臭いが来る
※ 昼の内見だけでは気づきにくい
② 再建築・法規制に問題がある家
・再建築不可物件
接道義務(幅4m以上の道路に2m以上接していない)を満たしていない
⇒建て替えできない=資産価値が低い
・建ぺい率・容積率オーバー
・違法建築や「既存不適格」
⇒ローンが通らない/将来売れないことが多い
③ 建物そのものに問題がある家
・ 極端に安い築古物件
・シロアリ被害
・雨漏り
④基礎・柱の腐食⇒リフォーム費が購入価格を超えることも
・ 構造が弱い
・旧耐震基準(1981年以前)
・木造で壁量が少ない⇒地震リスク+保険料が高い
⑤生活しにくい間取り・仕様
・不自然な間取り
・動線が悪い
・窓が少なく暗い
・トイレや風呂が不便な位置
⇒住んでからストレスになる
⇒メンテナンスコストが高い
⑥特殊設備が多い
・海沿いで塩害
・外壁・屋根の素材が高額
⑦周辺住民・管理に問題がある
・近隣トラブルが多い
・ゴミ問題
・騒音クレーム常習
⇒不動産屋は聞かれないと積極的に言わないことも
⑧管理状態が悪い(マンション)
・修繕積立金が不足
・管理組合が機能していない
⇒将来、一気に大きな負担が来る
⑨「売りにくい家」の特徴
・変形地・旗竿地
・駅から遠すぎる
⑩学区・需要が弱いエリア
・将来売却や賃貸に出す時に苦労
2.プロのチェックポイント(重要)
不動産屋として特に見るのは
「なぜこの家は売られているのか」
「次に売るとき誰が買うか」
「価格の安さに理由がないか」
という点を重要視します。
3.まとめ
❌ 安いから
❌ キレイだから
❌ 今住めそうだから
ではなく、
✅ 将来も価値が残るか
✅ トラブルを抱えていないか
これを基準に判断するのが失敗しないコツです。
4.内見時のチェックリスト
内見時のチェックリストをご紹介します。
現地でそのまま確認できる順番でまとめています。
【内見時チェックリスト】
① 建物の外まわり(最初に必ず)
□ 建物・土地
□ 建物が傾いて見えないか(窓・ドアが勝手に動かないか)
□ 外壁に大きなヒビ(0.3mm以上)や剥がれ
□ 基礎にクラック(特に斜め・横方向)
□ 雨樋の外れ・歪み
□ 屋根材のズレ(見える範囲でOK)
□ 周辺環境
□ 隣地との距離が極端に近くないか
□ 電柱・ゴミ置き場が目の前にないか
□ 日当たり(南側に高い建物が将来建ちそうか)
□ 昼でも静かすぎ/うるさすぎないか
② 玄関(家の第一印象)
□ 玄関ドアがスムーズに開閉する
□ カギが古すぎない(防犯性)
□ 玄関がカビ臭くない
□ たたきにヒビ・沈みがない
⇒玄関が臭い家=湿気トラブル率高
③ 室内(部屋ごとに)
□ 壁・床・天井
□ 床がフワフワしない
□ 歩くとミシミシ音がしない
□ 天井・壁に雨染み
□ クロスの浮き・剥がれが異常に多くない
□ 窓・建具の開閉が重くない
□ サッシに結露跡・カビ
□ 建具のズレ(閉まらない・当たる)
④ 水まわり(最重要)
□ キッチン
□ シンク下が臭くない
□ 水を流したとき異音がしない
□ 給湯器の年式(10年以上は要注意)
□ 浴室
□ 壁・床がブヨブヨしない
□ 排水がスムーズ
□ 換気扇が動く
□ トイレ・洗面
□ 床の変色(漏水跡)
□ 収納の奥がカビ臭くない
⑤ 収納(見落としがち)
□ 押入・クローゼット奥が湿っていない
□ カビ臭・防虫剤臭が強すぎない
□ 天井・壁に黒ずみ
⇒収納が臭い=家全体が湿気体質
⑥ 設備・インフラ
□ ブレーカー容量(30A以下は少なめ)
□ コンセントの数・位置
□ エアコン用配管穴があるか
□ テレビ・ネット環境
⑦ 生活目線チェック(超重要)
□ 洗濯物は干しやすいか
□ ゴミ出しが遠くないか
□ 駐車場の出し入れは楽か
□ 夜に一人で帰って怖くないか
⇒住めるかどうかより「住み続けられるか」
⑧ 不動産屋に必ず聞く質問(核心)
□ この家はなぜ売却?
□ 雨漏り・シロアリ・事故歴は?
□ 修繕履歴は?
□ 近隣トラブルは?
□ 再建築・法規制の問題は?
※ 書面で回答をもらうと尚良し
!!危険サイン(1つでもあれば慎重に)
⚠ 価格が相場より安すぎる
⚠ リフォーム直後で異様にキレイ
⚠ 質問に曖昧な返答が多い
⚠ 「今日決めないと…」と急かす
!!プロの裏ワザ
・雨の日 or 翌日に内見(雨漏りが分かる)
・夕方〜夜も現地を見る(騒音・治安)
・スマホの水平器アプリで傾きチェック
弊社では、不動産売買に精通したスタッフ達が揃っており、お客様のお住まいにまつわるお困りごとに親身に寄り添い、ご解決までしっかりとサポートをさせていただきます。
ご相談は無料です。ぜひお気軽にご相談くださいませ。